なぜ、毎月保険証を確認されるのでしょうか

皆様、患者さんとして病院や診療所にかかるとき、保険証を受付に見せていますか?

「先月と同じ保険証なのに、月初めになると確認されるの面倒」と思われるかもしれません。

すみません。それ、きちんとした理由があるんです。

 

保険証は、「この人はきちんとこの月の保険料を支払いました」という証明書なんです。

それを確認しないと、病院や診療所は下手をしたら保険者さんから保険の分のお金をもらえなくなります。

 

少しお話が難しくなりました。病院や診療所の収入は、患者さんから窓口でもらう患者負担分と

保険者さんからもらう保険者負担分があります。

患者負担分は通常3割、後期高齢者1割です。

保険者負担分は通常7割、後期高齢者9割です。

 

ちゃんとこの患者さんが、この保険に所属していて保険料を支払っている分には、

問題なく、保険者さんからお金が病院や診療所に振り込まれます。

 

ただ、患者さんが会社を辞めたりして、保険の区分が変わると、その保険証は使えなくなります。

その確認をしたいのです。

ですから、1月に1回だけではなく、保険証が変わったときも窓口に出してくださいね。

 

あと、保険証は大切なものですので、なくさないようお願いします。

 

以上、最初は病院の受付だった医療・介護・福祉コンサルタントの星がお伝えしました。